30代で“頑張りすぎるクセ”に気づいて、立ち止まるようになった話

燃え尽き症候群 健康・習慣づくり

こんにちは、豆腐です。

みなさんの中に、完璧主義“頑張りすぎるクセ”を持っている人はいませんか?
僕自身、まさにそのタイプです。

30代になり、結婚して子どもが生まれたことで、責任を感じる場面がぐっと増えました。
仕事、家事、育児、将来のライフプラン……。
「男なんだから」「夫なんだから」「大黒柱なんだから」
そんな思い込みに支配されて、全部ちゃんとやらなきゃと、ずっと無理して頑張っていました。

でも、どれだけ努力しても理想の自分には届かない。
「もっと頑張らなきゃ」と思う一方で、
心のどこかで「もう限界かもしれない」と感じている自分もいました。

今日は、そんな僕が“頑張りすぎるクセ”に気づき、
少しずつ立ち止まれるようになったきっかけと、いま心がけていること
をお話ししようと思います。

頑張りすぎていた頃の話

僕が一番しんどかったのは、「仕事」「育児と家事」「体のメンテナンス」「仕事のための勉強(簿記)」という4つに、すべて全力投球していた時期です。

仕事では、転職したばかりのタイミングで、リーダーやプロジェクトメンバーに抜擢され、人間関係づくりや成果へのプレッシャーでいっぱいでした。期待に応えなきゃと、毎日必死でした。

育児と家事では、平日は帰宅後すぐに育児と家事。土日は丸一日、妻と分担しながらこなしていました。
正直、妻のストレスのはけ口になることもあって、内心きついと感じることもありました(本人には言えませんが…)。

体のメンテナンスも、「30代になってお腹が気になってきたから」と、毎日のように筋トレやランニングをしていました。

仕事のための勉強も欠かさず。転職先では、今までよりずっと高度な簿記の知識が求められたので、通勤の行き帰りにずっとテキストやスマホを開いて勉強していました。

こうして全部に全力を注いでいたある時、ふとした瞬間にこう思いました。

豆腐
豆腐

ゲームとか、カフェでのんびりする時間もほしいな。
でも、やるべきことが山ほどあるし、今は遊んでる場合じゃないよな……

そんな葛藤が心の中で続きました。

そして徐々に、

豆腐
豆腐

これ、いつまで続くんだ?
みんな、毎日こんなに頑張ってるのか?

と、終わりのないマラソンを走っているような感覚に襲われるようになりました。

立ち止まるようになったきっかけ

ある週末、家族でドライブをしていたとき、不意に涙がこぼれてきました。

豆腐
豆腐

特に理由があるわけでもなく、
運転中に自然と涙が流れてきたんです。

よく思い返せば、運転中でもずっと仕事のことを考えていました。
「来週のタスクは…」「次の打合せ、意見ちゃんと言わないとまずいな」
そんなふうに、心が休まる瞬間がなかったんだと思います。

そして平日になると、夜しっかり寝たはずなのに疲れが取れない。
通勤電車では動悸が止まらず、「あれ?なんか変だな。疲れてるのかな」と思いました。
そう感じたのは、それが初めてでした。

豆腐
豆腐

7時間は寝るようにしていますが、
眠りが浅く、夢ばかり見ていた気がします

これまでの僕は、「休むのはすべてをやりきってから」
「立ち止まったら人生が後退してしまう」と、どこかで思い込んでいました。

豆腐
豆腐

自分の強みは”忍耐力”だと思っていたのも良くなかったです

でも、そのとき初めて思いました。
「このままじゃ、たぶん壊れる」
「限界が来る前に、なにか変えないとまずい」――

そう気づいてから、少しずつですが、自分にブレーキをかけるようになっていきました。

豆腐
豆腐

ここでメンタル壊して会社クビになったら元も子もないですからね

今は「がんばらない日」を意識的に作っている

限界が近づいていたあの頃と比べて、
今の僕は少しずつ「力を抜く練習」をしています。

といっても、急に全部を変えれたわけではありません。
本当に少しずつ、できるところからです。

今、僕が意識しているのはこの3つです。

① 焦ったら「まぁいいや」と唱える

理想通りにいかないと、つい焦ってしまうことがあります。
そんな時は「まぁいいや」と、声に出したり心の中でつぶやいたりしています。

たったそれだけですが、不思議と焦りがスッと軽くなる。
そのあとで、「じゃあ、どうしようか」と、落ち着いて考えられるようになります。

豆腐
豆腐

「まぁいいや」は本当におすすめです。

② 「心地よさ」を優先する

昔は、「努力や我慢こそが成長につながる」と信じていました。
それ自体は間違っていないと思います。

でも今は、「心地よく生きること」も、同じくらい大切な価値だと思えるようになりました。

たとえば、疲れていたら掃除は6割でやめる。
帰り道にカフェで一息つく。
車の中でただぼーっとする時間をつくる。

そんなふうに、「自分の気持ちが軽くなること」を、意識的に取り入れるようにしています。

③ もう一人の自分を味方につける

以前はいつも、「もっと頑張れ」「まだやれるだろ」と、
自分を追い込んでばかりいました。

でも今は、もう一人の自分を味方につけるようにしています。

豆腐
豆腐

頭の中で、
「おい豆腐、また頑張りすぎてない? ちょっと休みなよ」
「もう十分だよ。今日はここまででいいんじゃない?」
みたいに自分に優しく語りかけるイメージです

たぶん、自分を少し客観視することで、
無理のサインに気づけるようになったのかもしれません。

それだけで、ふっと力が抜けて、自然とまた前を向ける気持ちになれる時もあります。

「頑張り過ぎてるな」と思えたら、それはあなたが一歩、優しくなれた証拠。

頑張ることは素晴らしい。
「成果を出さなきゃ意味がない」――そんな思いで、僕はこれまで必死に生きてきました。

でも、限度を超えると、知らないうちに自分を追い込みすぎてしまいます。

僕もずっと、「まだ足りない」「もっとやらなきゃ」と自分を追い立ててきました。
でも心と体が限界を迎えたとき、ようやく気づいたんです。
頑張ること以上に、自分をいたわることが大切なんじゃないかと。

立ち止まるのは、悪いことじゃない。
サボってるわけでも、逃げてるわけでもない。
それは「自分を守るための行動」です。

完璧じゃなくていい。
失敗してもいい。
誰かと比べて落ち込む日があっても、それでよし。

あなたがあなたに優しくできたとき、きっと、自然と前を向ける力が湧いてきます。

自分だけは、自分の最大の味方でいましょう。

ここまでお読みいただきありがとうございました!

豆腐

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