こんにちは、豆腐です。
今日は、「転職」について書こうと思います。
近年、定年まで一つの会社で勤め上げる時代から、
転職してキャリアを積んでいく、といった時代が訪れてきています。
皆さんの中でも、転職を考えたり、実際に転職したって人は多いのではないでしょうか?

とはいえ、
「給料UP!ホワイト企業に行きたい!」と、闇雲に転職してしまった結果、
「こんなはずじゃなかった・・・」と、キャリアに傷をつけてしまうことは避けたいところです。
そこで、現在4社目、使用した転職エージェント4社の私、豆腐が考える、
こういう人は転職すべきでない、というポイント3選をお話します。

3回の転職を経験した、私なりの気付きをお伝えできればと思います。
血と涙の結晶です・・・
はじめに 〜転職理由はネガティブで良い〜
まずはじめに、無理にポジティブな転職理由を探さず、
素直な気持ちで、今の会社について考えてみてください。
『転職したい』ということは、何かしら今働いている会社に不満があるわけです。
「給料が少ない」「人間関係が合わなくて辛い」「今の仕事に慣れてしまって飽きた」などなど、
探せばたくさんの不満が見つかるはずです。
このネガティブな理由を、すべて面接の場で言う必要はありません。
この素直な気持ちをポジティブな言葉に変換して、
その裏付けまで整えることが必要です。
そして、もう1つ大事なことをいいます。
中途採用をしている企業のほとんどは、
何かしらの問題がある
と思っていたほうが良いです。
これ、絶対ではありませんよ。転職するなと言っているわけでもありません。
ただ、満点の会社はない。会社に依存しすぎないということを肝に銘じて転職活動を行わないと、
入社後、ギャップに苦しみます。←これ、私です(泣)
こういう人は転職すべきでない ポイント3選
『転職』は、気軽にするものではない。
と私は思います。
なぜなら、日本はまだまだ『終身雇用』という考えが染み付いているからです。
転職回数が多ければ多いほど、選考の通過率は悪くなります。
会社側も採用コストを鑑みると慎重になるのもわかりますね。

面接では、1社目から順番に、入社理由と退職理由を説明してください。
なんて、ほぼ100%聞かれます。
そこで、以下3つのいずれかに当てはまるのであれば、
『転職』に踏み切るのを止めることをおすすめします。
✔ 冷静ではない状態で転職してしまう
まず1つ目です。これ、とっても大事です。
なぜそう言えるのか。私自身が経験済だからです。(笑)
いや、実際笑えませんよこれ。(笑)
よく陥りがちなケースが、反りが合わない上司、陰湿な同僚、などでストレス爆発となり、
「こんな会社やってられんわ!!」となって感情任せに転職してしまうことです。
一度冷静になりましょう。頭が冷めるまで、休職してもいいんです。
感情に飲まれている中での転職活動は、正常な判断ができません。
さらに、中途採用では、内定をとっても、
その返事をするまでのリミットが短いんです。
長くて1週間ほどです。(明日までとか言ってくる会社はブラックだと思ってください)
内定後が最も冷静になるべき瞬間です。
この時に、自分本来の理性が発揮できない場合、誤った判断をしてしまいかねないです。
感情任せになってしまっている人は、一度深呼吸して落ち着きましょう。
✔ 転職して叶えたいことが明確でない
2つ目です。なぜ転職するのか、転職して何を叶えたいのか。
これが上手く言葉にできない場合です。
ここが固まっていないと、転職した会社で再び「こんなはずじゃなかった・・・」となります。
そこでオススメの思考法です。「なぜなぜ分析」というもので、結構有名ですね。
「なぜ」という自問自答を繰り返していきましょう。
自分の考えに、もう一人の自分が「なぜ?」と質問し、それに答える。これを繰り返します。
繰り返すことで、根本原因を突き詰めることができます。
実はこの思考法、転職理由を探す為に行うと、意外な掘り出し物が見つかることもあります。
それは、
意外と今の会社にいることが正解かも。という気付きを見つけられることです。
例を以下に書きます。
「転職したい」→「なぜ転職したい?」→「今の会社の仕事がつまらないから」
→「なぜつまらないの?」→「同じ仕事の繰り返しだから」→「なぜ同じ仕事の繰り返しなの?」
→「上司に指示されているから」→「上司に相談してみたらどう?」
上記例の赤ラインは、「なぜ?」という質問ではありませんが、
上司に相談してみたら、
現状の不満が解決し、今の会社にいても良いかな。
と思えるかもしれません。
仮に、相談しても解決できなかったとしたら、それが転職理由をより強固にする事実となるんです。
というわけで、「なぜなぜ分析」をすると、2つの気づきを得ることができます。
- 芯の通った転職理由が見つかる
- 転職するという決断の前に、まだ今の会社でやれることが見つかる
✔ 変化にとことん弱い
3つ目です。転職して別の会社に行くと、「カルチャーショック」が必ず起きます。
入社した直後は良いんです。でもだんだんと、良くも悪くも現実が見えてきます。
海外移住した人がハネムーン期を迎え、ショック期、適応期を通過していく・・・
これは、転職でも同じです。
会社が違えば、「そこに勤める人々のタイプの違い」「社風の違い」「社内のルール、慣習の違い」など、
例に出せばきりがないです。
私は経理職で別業界へ転職しましたが、
仕訳入力1つでもルールが前職と大きく違い、ものすごく混乱しました。
転職はゴールではありません。むしろスタートだと思ってください。
この文化の違いに、『適応』していくことが必要になります。
この『適応』、結構ストレスかかります。
前の会社に在籍していた期間が長ければ長いほど、『適応』に時間がかかるでしょう。
入社して少なくとも1年間、個人的には3年間は、慣れるのに必要かと思います。
ここで大事なことは、
無理はしない
無理をして心身を壊してしまうと、立ち直りが大変です。身体は資本です。
転職して、いち早く成果を出さなくては。と思う気持ちは、誇るべきものです。
でも、無理はやめましょう。長くは持ちません。
転職したあと、しばらくはストレスフルな日々が続きます。
このような変化に『適応』していくことが必要になることも踏まえ、
転職するかどうか、冷静に慎重に検討することをおすすめします。
まとめ 〜転職活動は慎重に行う〜
まとめになります。
こういう人は転職すべきでない ポイント3選
✔ 冷静ではない状態で転職してしまう
✔ 転職して叶えたいことが明確でない
✔ 変化にとことん弱い
ここまで書いたポイントを読むと、転職否定しているかのように思う方もいるかもしれません。
決してそんなことはなく、転職して良かった。と思うこともたくさんあります。
仕事は人生の半分以上を費やすものです。
なので、慎重に行動すべきだと思っています。
転職してみようかな、と思っている人は、
ここで紹介した3つのポイント、是非参考にしてみてください。
ここまでお読みいただきありがとうございました。
豆腐